「仙人と一緒に」
登り始めてしばらくは森の中を歩き続ける、って当たり前か(笑)。
坂は厳しくなく、ペースも順調。
坂は厳しくなく、ペースも順調。
何だか悔しくなって(笑)、負けじと少しペースを上げるが、一向に追いつく気配がない。
途中で止まっているのをついに見つけたり!いよいよ近づくと
「イヤ~、速いですね!」と開口一声、元気な挨拶!
「速いのはおたくでしょーが」と内心思ったのだが(笑)、その容姿は
明らかに矍鑠としていて、一昔前の古老を思い出させる雰囲気だった。
明らかに矍鑠としていて、一昔前の古老を思い出させる雰囲気だった。
なかなかユーモアのある方で「自称、八甲田の仙人!」だって。これには笑ってしまった。
この時期(お盆を過ぎた頃)はやっぱり花は殆ど終わってしまったとのこと。
やっぱりそうかと思いつつも、もう一方では残念な気持ち。
やっぱりそうかと思いつつも、もう一方では残念な気持ち。
そうしていると、辺りが開けてきた。八甲田の名景、毛無岱なり(上の写真)。
一面に広がる黄色い花。仙人に聞いてみると曰く「キンコウカ」だそうな。
得体の知れない花だったので、咲いているものだと思って撮ったのだが、
うちへ帰って調べると、どうやらこれも花期は終わっていたようで・・・。
(花被片(いわゆる花びら)はあったけど、おしべ等がことごとくついていなかったから)
得体の知れない花だったので、咲いているものだと思って撮ったのだが、
うちへ帰って調べると、どうやらこれも花期は終わっていたようで・・・。
(花被片(いわゆる花びら)はあったけど、おしべ等がことごとくついていなかったから)
とにかく湿原は広かった。この湿原の成立には雪と密接な関わりがあるようで、
確かに、青森は豪雪地帯だし、他に知っている湿原もなんだか雪はたっぷりありそうなところ。
なるほど、ものすごく納得してしまった。
確かに、青森は豪雪地帯だし、他に知っている湿原もなんだか雪はたっぷりありそうなところ。
なるほど、ものすごく納得してしまった。
んで、その湿原。どんな様子か言うと・・・コレ!↓↓↓
八甲田と言えばこの湿原が決まって紹介される位の有名なところ。
八甲田と言えばこの湿原が決まって紹介される位の有名なところ。
黄味がかっているのは、曇天のせいと、キンコウカの大群落のせいと、
それと、秋の訪れが早いから、だとおもう。とにかくイメージと違って黄色かった。
翠色の湿原を見るならば、やっぱり7月がお薦め!
それと、秋の訪れが早いから、だとおもう。とにかくイメージと違って黄色かった。
翠色の湿原を見るならば、やっぱり7月がお薦め!
しかし、この高層湿原。およそ山中のものとは思えないほど見事なもの!
仙人も上機嫌のようで
「どうです、盛岡から来た甲斐があったでしょう!?」
と、もう極めて得意気。その通り、これだけでも来た甲斐はあったというもの。
仙人も上機嫌のようで
「どうです、盛岡から来た甲斐があったでしょう!?」
と、もう極めて得意気。その通り、これだけでも来た甲斐はあったというもの。
仙人とはここでお別れ。
下界は晴れ模様で、心地よい登山を期待していたけど・・・、ここは曇り空。
そして目指す頂上は雲の中で(一番上の写真)。
そして目指す頂上は雲の中で(一番上の写真)。
天候に不安を覚える中、頂上へ向けて再び歩き出す。
続く