やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

醤油の一大生産地・銚子

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2008年12月  ヒゲタしょうゆ工場正門前 


銚子旅行記-その3(旅行編その2)


ようやくここから銚子旅行です。

夜明け前に家を出て到着したのが午後2時半頃。
寄り道しながらと言え、長かった~~~。
その時間の長さが、関東最東端へ来た実感をいよいよ湧き立たせます。

ここ銚子は、醤油の一大生産地。その気候風土が醤油醸造に適しているのだとか。
「ヤマサ」と「ヒゲタ」の2大メーカーが今も銚子で醸造しています。

そういえば、醤油はほぼ毎日口にしているのに、詳しいことは何も知らなくて・・・
なのでこれを機に知ろう!ということで工場見学をすることにしました。

この日を逃すと工場は冬休みになってしまうので、真っ先に向かったのは
ヒゲタしょうゆの工場でございます。門には写真の通り、「しょうゆの里」と。
場内へ入る前から周りは醤油のにおいが立ち込めていました。

残念ながら工場稼働日ではなかったので、製造現場は見られなかったけど、
ビデオ上映、展示紹介があったのでそれらを見学。

ざざっと醤油の作り方とか歴史とか紹介されて、ためになったのですが、
その中で興味深いことを一つ知ったので紹介しましょう。

今度買い物に出かけたら、醤油売り場を見てください。
「ヤマサ」と「ヒゲタ」のマークの片隅に「上」の字があるはずです。
しかも両者とも字がそっくり。

これは何を意味するのか・・・
結論から言うと「最上醤油」と言う意味で、ルーツは遡ること江戸末期。

幕府の物価統制(インフレ)で、醤油も値下げとなるのですが、
そのうちのいくつかは「最上醤油」として認定され、値下げを免除されたのです。

ちなみにマークには残ってないけど、あのキッコーマンもその内の一つ。
あの「上」の字はいわば、伝統あるお墨付きな訳なんですね。

かくして、一つ物知りになって工場を後にしたのでした。

あ、お約束ですが、工場見学の記念に小瓶の醤油をいただきましたよ(^▽^)
今これを使ってますが、なかなか美味しいです。

それと銚子には、普通の醤油のほかに醤油の原型ともいえる「ひしお」と
いうものを作っているところがあるそうです。口に出来なかったけど聞くところによると、
形状は味噌みたいだけど、味は醤油に近いのだとか・・・。

醤油に興味のある人は是非銚子に行くことおススメです!


続く