やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

大月日帰りよくばり旅行-その5

山から下りて温泉に行くのです。


日帰り入浴


登山の後は温泉に浸かりに行くのが、私の定番。

というわけで、今回も下山後に温泉に入りに行った。
前の晩、ネットで調べる。温泉地は数多あれども、日帰り入浴を
制限しているところもあるので事前に情報を得なければならない。
なので、都合のいい温泉地を探してみることに。

あった。真木温泉。道路地図にも載ってある。写真を見ると立派そうだ・・・。
が、温泉が第一目的の場合は別として、今回のように登山目的の場合は
どんな温泉だってこだわらない。入浴料は少し気にするが、立派だろうが
オンボロだろうが何でもよいのである。

「ルートからそんなに離れていないし、ここにしよう」

というわけで、日帰りOKだけ確認してあとは大して調べもせず、すぐに決定。
入浴料1000円は安くはないが、ここは利便性優先でよしとする。

さてご飯食べた後、雁ヶ腹摺山の登山口を後にし、その真木温泉に
一路、向かったのだった。登山口からひたすら山道を下ってしばらくすると
看板があり、そこを曲る。車1台しか通れない路地を通り、「一体どんなところに
あるんだ?」と一抹の不安を覚えたりもしたが、到着すると周りは開けていた。

和風の、引戸の立派な門構えで、外から見ると、おぉーなんて豪華なんだ!
日帰り入浴受け付けてくれるのかな~?と下調べしたのに不安になってしまったが、
門前に受付時間が書いてあったのでひとまず安心。

門をくぐると旅館の人がいる。此方に気づき、ん、何だ?口をパクパクさせてるぞ!

「はぁ?」
「・・・えりうーく・・・た・・・すか?」
「は?・・・、あーはい、そーです」

どうやら、「日帰り入浴の方ですか?」と尋ねているらしい。
そう、たった今標高1500mの登山口から一気に里まで下ってきたので
耳が下界の気圧に慣れていないのだった。まだ耳がガーガー言ってる・・・。

フロントまで案内され、早速入浴料を支払う。
ついでにあたりを見回す。
高そうな飾り。畳張りの廊下。赤い絨毯も敷いてある。
ピカピカで綺麗だったので、なおさら高級感漂う。

「うぅ、こんな貧乏人が来ていいのかな・・・?」

なんかチョッとしり込みしてしまう。

しかし、旅館の案内は丁寧だった。
館内図を見せ、「そこを曲がって・・・」と浴場までの道のりを丁寧に説明してくれる。
でも、やっぱり口パクだった。まだよく聞こえない・・・。
申し訳なかったけど馬耳東風だった。地図のおかげで浴場に無事行けましたが。

回廊があり、迷路みたいだった。わざわざ地図を引っ張り出したのも納得。
まさかこんな凄いトコだとは思わなかった。

浴場に着く。まだ正午前。誰もいない・・・。
一人だけの入浴だった。広い、とは言えなかったが、狭くも無かった(どっちなんだ!)。
しかし期待を裏切らず、新しいというのもあるのだろうが、浴場もきれいだった。
内湯と露天それぞれ一つづつ。外は丁度紅葉で、露天にはもってこいだった。

「う゛、あ゛~~~~」

とか言い、まるで年寄りみたいなため息をついて湯船に浸かる。
あぁ、やっぱり温泉って恵みだなー。いやいや、やっぱり気持ちよいのである。

体も心から温まり、登山の疲れもよく取れた。
登山の後だから、尚更足が良く休まった。

余談ですが、脱衣所には綿棒が置いてありました。
綿棒置いてあるところって、ワタクシ的にポイントがとても高いです。
やっぱり高いだけあるわ~!


「・・・さて、次の目的地に行きましょうか」

というわけで、次の「猿橋」へ向かったのだった。


そうそう、星ですね。

★★★☆☆、です!!

とても立派なところなんで、ここは宿泊でじっくり味わうのが宜しいかと。
料理とか一体どんなんなんだろう?
日帰りではチョッと勿体無かったかな?
全室専用の露天風呂があるらしいですよ!



まだ続く・・・