山から下りて温泉に行くのです。
日帰り入浴
登山の後は温泉に浸かりに行くのが、私の定番。
というわけで、今回も下山後に温泉に入りに行った。
前の晩、ネットで調べる。温泉地は数多あれども、日帰り入浴を
制限しているところもあるので事前に情報を得なければならない。
なので、都合のいい温泉地を探してみることに。
あった。真木温泉。道路地図にも載ってある。写真を見ると立派そうだ・・・。
が、温泉が第一目的の場合は別として、今回のように登山目的の場合は
どんな温泉だってこだわらない。入浴料は少し気にするが、立派だろうが
オンボロだろうが何でもよいのである。
「ルートからそんなに離れていないし、ここにしよう」
というわけで、日帰りOKだけ確認してあとは大して調べもせず、すぐに決定。
入浴料1000円は安くはないが、ここは利便性優先でよしとする。
さてご飯食べた後、雁ヶ腹摺山の登山口を後にし、その真木温泉に
一路、向かったのだった。登山口からひたすら山道を下ってしばらくすると
看板があり、そこを曲る。車1台しか通れない路地を通り、「一体どんなところに
あるんだ?」と一抹の不安を覚えたりもしたが、到着すると周りは開けていた。
和風の、引戸の立派な門構えで、外から見ると、おぉーなんて豪華なんだ!
日帰り入浴受け付けてくれるのかな~?と下調べしたのに不安になってしまったが、
門前に受付時間が書いてあったのでひとまず安心。
門をくぐると旅館の人がいる。此方に気づき、ん、何だ?口をパクパクさせてるぞ!
「はぁ?」
「・・・えりうーく・・・た・・・すか?」
「は?・・・、あーはい、そーです」
どうやら、「日帰り入浴の方ですか?」と尋ねているらしい。
そう、たった今標高1500mの登山口から一気に里まで下ってきたので
耳が下界の気圧に慣れていないのだった。まだ耳がガーガー言ってる・・・。
フロントまで案内され、早速入浴料を支払う。
ついでにあたりを見回す。
高そうな飾り。畳張りの廊下。赤い絨毯も敷いてある。
ピカピカで綺麗だったので、なおさら高級感漂う。
「うぅ、こんな貧乏人が来ていいのかな・・・?」
なんかチョッとしり込みしてしまう。
しかし、旅館の案内は丁寧だった。
館内図を見せ、「そこを曲がって・・・」と浴場までの道のりを丁寧に説明してくれる。
でも、やっぱり口パクだった。まだよく聞こえない・・・。
申し訳なかったけど馬耳東風だった。地図のおかげで浴場に無事行けましたが。
回廊があり、迷路みたいだった。わざわざ地図を引っ張り出したのも納得。
まさかこんな凄いトコだとは思わなかった。
浴場に着く。まだ正午前。誰もいない・・・。
一人だけの入浴だった。広い、とは言えなかったが、狭くも無かった(どっちなんだ!)。
しかし期待を裏切らず、新しいというのもあるのだろうが、浴場もきれいだった。
内湯と露天それぞれ一つづつ。外は丁度紅葉で、露天にはもってこいだった。
「う゛、あ゛~~~~」
とか言い、まるで年寄りみたいなため息をついて湯船に浸かる。
あぁ、やっぱり温泉って恵みだなー。いやいや、やっぱり気持ちよいのである。
体も心から温まり、登山の疲れもよく取れた。
登山の後だから、尚更足が良く休まった。
余談ですが、脱衣所には綿棒が置いてありました。
綿棒置いてあるところって、ワタクシ的にポイントがとても高いです。
やっぱり高いだけあるわ~!
「・・・さて、次の目的地に行きましょうか」
というわけで、次の「猿橋」へ向かったのだった。
そうそう、星ですね。
★★★☆☆、です!!
とても立派なところなんで、ここは宿泊でじっくり味わうのが宜しいかと。
料理とか一体どんなんなんだろう?
日帰りではチョッと勿体無かったかな?
全室専用の露天風呂があるらしいですよ!
まだ続く・・・