やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

大月日帰りよくばり旅行-その4

イメージ 1

2007年11月  雁ヶ腹摺山より富士山

やっと頂上に着きました~


陽だまりの中を歩く


空はいよいよ青くなり、
陽はだんだん高くなり、

天は雲一つなく澄み渡る。
大地は風もなく静まり返る。

大自然の悠久の営みを垣間見たようなこの瞬間。
ただ佇んでいるだけで清々しい。


在るがままの美しさを強く感じさせられた、山頂でのひとときでした。

さて・・・、
この「がんがはらすりやま」という変わった名前の由来はと言うとですね、
雁がこの山を越えるとき、まるでお腹を摺ったんじゃないかと思うように
飛んでいくことに由来したそうです。そのままじゃん・・・。

そして、この山を3倍楽しくするにはやっぱり岩倉具視さんをお財布に
忍ばせておくのがいいです!

なんてったって、旧500円札のモデルとなった景色!
たまたま頂上に居合わせた人も
「ねぇ、誰か500円札もってないのぉー?」って。
やっぱり皆さん考えることは同じですね。

無い人はこども銀行券でもどーぞ。


話を戻しましょう。

時間は8時15分。写真を撮り、眺望を楽しみ、もうお腹いっぱいの気分。
予定より早く終わったので、足を伸ばして「大樺の頭」というところまで
散策する。

もう時間に追われることなくゆっくり歩ける。すっかり葉の落ちた森林には
日差しがよく入り込み、トレッキングがとても気持ち良い。

時々、歩みを止める。人里から遠いから、車の音もバイクの音も聞こえない。
風も無く、さわめきが無い。音を鳴らすものは何も無いのだ。

正に静寂の世界。遠くの遠くまで耳を澄ますと、何とも言えない不思議な感じが沸き起こる。
陽だまりの中を静かに歩く。晩秋のハイキングの醍醐味というべきこの素晴らしさ!!

ほどなく大樺の頭に着く。ただ標識があるのみ。展望は望めない。
四方を見回してすぐに引き返すことにした。

雁ヶ腹摺山の頂上に戻る。逆光で富士は白みがかってきた。よく見ると富士山の中腹に
霧みたいなものが立ち込めている。さっきとは一味違う光景。写真が白くなるのを承知で
再び撮影。

下山する。頂上からすぐ下のところで絶景ポイントを発見!またまた撮影(上の写真)。
好天これ幸いと本当によく撮った。あまりに撮り過ぎて、居合わせた人から
「いったい何枚撮ってるんですか?」と言われる。チョッと恥ずかしかった・・・。

10時には登山口に舞い戻ってきた。何て終わりの早い登山だったんだろうか。
登山口にはこれから登ろうという人が何人もいた。

下山したらおなかがすいた。そうか、今朝は早かったのだ。車のなかでご飯を食べる。
うまいうまい。胃袋が米粒から栄養をギュウギュウ搾り取っているのがよく分かる。

「うまーうまー」

普通のご飯なんだけど、本当に泣けてくる程うまいご飯だった。
そして、お腹を満たしたところで次の目的地へ向かったのである。


ん?あぁ、五つ星評価ですか?
ズバリ!

★★★★★

5点満点です!!!

んもぅー、また行くしかないでしょ!
自信をもってオススメします。登り1時間で、そんなにきつくないですが、
一応1800m級の立派な山なので、準備は怠りなきように。

続く