2007年6月 前白根山より五色沼
日光白根山登山記-その4
頂上からは往路を戻らずに、前白根山、五色沼と「回遊」して弥陀ヶ池へと戻ります。
日光白根山の面白いところは、頂上からの眺めが抜群なのもさることながら、
変化に富んだ山歩きが楽しめるところですね。
森林歩きに、岩場、沼、点在する小ピークの山々。
個人的には特に湖沼の類があると面白いと感じますから、後に控えた五色沼付近の散策が
楽しみでした。頂上制覇して第一目的を達するも、まだまだ楽しみはこれからといったところ。
この山の人気の秘訣は「飽きない」ところでしょうか?
前白根山を目指し、最高峰の日光白根山(奥白根山)を後にします。
頂上でもそうだったのですが、下山後しばらくは、ツバメが飛翔しているのを
よく見かけました。何ツバメって言うんでしょうね?
あまりに間近で飛ぶもんだから、シュルルルンと風切る音まで聞こえたんです!
ツバメはこんな風切り音を出して飛ぶものかと、感動したものです。
途中の避難小屋まではずっと下り。おなかが空いてきた頃なので、
小屋にて昼ごはんをとりました。小屋からは再び上り坂に転じ、
歩くことしばらく、ようやく前白根山へ到着。
さっきまでいた奥白根山と向き合います(上の写真)。
「やはり巨塊」
というべきだろうか、
それとも、
「さっきまでいた山頂がもうあんな遠くに」
と言おうか迷ってしまう、そんな位置からの眺めでした。
下に見えるは五色沼。
峻厳な山中にあって平べったい水面の広がる湖沼の存在には安らぎを感じます。
まだ緑の少なかったこの季節、青い水面が一層目立ちますね。
続く