やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

大地震を振り返って・・・

あの大地震から2週間がたちましたが、状況はどうでしょうか?
 
避難生活を余儀なくされている方、普通の生活を取り戻せた方、さまざまでしょうが、
わが町はライフラインは復旧したものの、JRの運休とガソリン不足がまだ解消されず、
完全復活にはもう少し時間がかかりそうです。
 
卑近な例を出せば、クリーニング店はガソリン不足のため受付停止、
ホームセンターやドラッグストアは短縮営業など。
 
 
さて・・・、発生当時の3月11日14時46分。たいていの人は仕事の最中でしょう。私もその一人。
どんなに防災意識が高い人でも、仕事に集中すれば地震なんて頭に浮かばないでしょうね。
 
「天災は忘れた頃にやってくる」
 
この格言のニュアンスとはちょっと違うのですが、不意を突かれてやってきたことに違いはありません。
 
机に向かうと、なんか揺れてる・・・、誰もが気づき始めた。そして揺れが大きくなってきた・・・。
はじめ小刻みで後に揺れが強くなるのは、P波・S波とか初期微動・主要動とか言うのですが、
誰でも体験したことがあると思います。最初はそんな感じでした。そしてすぐに収まると思いました。
 
しかし、揺れは続きに続き不気味極まりない。それどころか揺れは更に激しさを増していく・・・!
 
主要動に続く、第3の地震波というべきようなものが襲い掛かかってきた!驚天動地とは正にこの事か!?
机の下に半分身を隠し、直近のキャビネットと天井がいつ落ちるのかと、それだけを警戒。
そのうちに蛍光灯がパツンと音を立てて停電した。動揺していた私も巨大地震の来襲だとようやく自覚。
 
上下左右に8の字を描くように突き上げてくる地震動。大地の揺れと言うよりは波に乗っている感覚に近かった。
 
長い揺れはようやく収まった・・・。直ちに屋外退避の指示。
屋外退避は避難訓練の賜物でしょうか、周りの行動はスムーズ且つ冷静でした。
 
ところがここに一つ落とし穴が・・・。
避難訓練は一時退避なんですよね。訓練が終わったらすぐに建屋に戻れる。
しかし実際は違う。屋内が危険だ(と判断した)から避難するのであって、容易に戻れる訳がない。
 
屋外退避のあとは、建屋の立ち入り禁止を宣告された挙句にそのまま解散。
訓練の感覚でしょうか、着の身着のままで非難した人が大勢を占めていて、皆一様にに困惑でした。
安全上、止むを得ないのですが・・・。
 
私も鞄に大事なものを置き去りにしたままで帰らざるを得なかったのですが、私なんかはマシなほうで、
財布を残した人、マイカーの鍵を残した人、ワイシャツ姿のまま外に出た人たちは大変でした。
私の教訓 : 幾許かの余裕がある場合に限り、そのまま帰宅しても良いようにして屋外退避する。