やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

京・大津 秋の旅-その5

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2009年11月  京都 泉涌寺仏殿


「御寺 泉涌寺


「おてら」と読んではいけません!
「せんゆうじ」とも言いません。

「せんにゅうじ」と読みます。
何を隠そうここは、皇室と非常に縁のある寺。

その信仰は代々篤く、現代でも皇族方の行幸啓があるに至ってます。
天皇の御陵(つまりお墓なんですが)、「月輪陵(つきのわのみささぎ)」も寺内にある程です。

ゆえにこの寺は「御寺(みてら)」と呼ばれます。

・・・ということを門をくぐってから初めて知る(笑)
こんなに高貴な所だとはつゆ知らず、時間つぶしに・・・と思ってたらとんでもない!!
結局、夜行バスに間にあうギリギリの時間まで、粘ってしまいました。

さて、今年は御即位20年という節目の年。
奉祝事業として、特別に夜間公開がありました。

夜にもかかわらず、人足が絶えません。
イベントもやっていたし、茶店もあったし、あとお蕎麦も。切手も和菓子も・・・(笑)

言いたいのは、とにかく賑やかで、大晦日を思い出させるような雰囲気だということ。
それで、私は理由も無くウキウキワクワク気分でした!(笑)

下の写真、この門をくぐると本坊、そして「御座所」と呼ばれる建物があります。
特別なものは写ってないはずですが、とても気に入ったカットです。
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古いだけじゃない、格式だけじゃない、そんな雰囲気を感じたからですが。
何と言いましょうか、う~ん・・・

「お行儀良くしていないと、すごくばつが悪い!」みたいな?

え、どこでもそうじゃないかって?
まぁそうですが(笑)、自然とそうなってしまう感じ、とでも言っておきましょう。


さて、御座所とは名前から想像がつくかと思いますが、皇族方の御休所。
とにかく何もかもグレードが違います。
一流で、美しくて、整っていて、品があるのは当たり前の世界。

庭園だって例外ではありません。
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街中ではまだ早かった紅葉でしたが、ここは山の中。
辛うじて楓が赤く染まっていたのも幸運でした。

「庭が見られた」

この一事をもって、満足のいく旅だったと言って過言では無いほど、素晴らしいものでした。



続く