やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

関西周遊-その4

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2010年1月  粉河


西周遊2日目は、ひたすら列車に乗ったいわゆる「乗り鉄」というヤツです。

大阪市内を基点に、阪和線和歌山線→その他あちこち・・・と。

和歌山線は王寺-和歌山間87.9kmの、紀ノ川に沿うように走る単線電化のローカル線です。

乗り鉄」とか言いながらも、せっかく来た未知の土地で何処にも立ち寄らないのは
とても勿体無いと思っているので、1~2ヶ所は観光するのがいつものパターン。

それで、沿線の適当な見所を事前に探していると、
粉河(こかわ)という駅の近くに、同じ名前の粉河寺があることが分かったので、
そこに行くこととしました。

名前が同じというのがいいですね。
駅名になるくらいの寺院ですから、きっと古い歴史があるのでしょう。

行くと、確かに立派な楼門が待ち構えておりました(上の写真)。

粉河粉河寺(こかわでら)は、和歌山県紀の川市粉河にある天台系の寺院。西国三十三箇所
第三番札所。山号は風猛山(ふうもうざん、かざらぎさん)。宗派は天台宗系の粉河観音宗総本山。

本尊は、千手千眼観音菩薩。伝承によれば創建は宝亀元年(770年)、
大伴孔子古(おおとものくじこ)によるとされる。

出典:Wikipedia

楼門をくぐってしばらく歩くと見えてくるのが、この中門。
扁額に山号の「風猛山」と書かれてあります。
実はコレ、紀州十代藩主徳川治宝(はるとみ)公の直筆だそうで、
察するに、紀州藩の崇敬も厚かったと見えます。
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粉河寺という寺は今まで全く知りませんでした。
しかし実際訪ねると、「超」が付くほどの古刹だったし、
建物はことごとく立派だし大きいし・・・もう唖然呆然!

考えてみれば近畿地方というのは、古い歴史を刻む地方な訳で、
他にもこういう所は数多くあるはず。単に知らないだけで。

そういうことを考えると、この地方であてのない旅をしてみたら、
思いがけない歴史に遭遇して面白いかも!?

さて、最後に本堂を拝んで、駅へ引き返しました。
手前の石群は、国指定名勝の桃山時代の石庭であります。
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途中下車するには格好の場所でした。


続く