やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

京・大津 秋の旅-その4

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2009年11月  天得院にて


「夜の寺院探訪」


2日目の観光。いきなり夜なんですが・・・(笑)

朝は鉄道、昼は用事で、空いた時間は夕方から夜行バスが
来るまでの間しかなかったのでしょうがない。

夜ではどこも閉館になりますから、普通は出かけようがありません。
しかし、この時期は紅葉。TVでも何度か見ましたが綺麗にライトアップしている所がある筈!

どこか公開しているところはないのか?
京都駅中央口側の2階に「観光案内所」を見つけたので聞いてみると、

「ここでやってますから・・・」

って渡された一覧表。
何と予想以上に多い20以上の寺社がリストアップ!さすがは京都。

多すぎてさんざん迷った挙句、足を運んだのがこの「天得院」です。
天得院は、東福寺塔頭の一つであります。

例によって解説はWikipediaより引用。
東福寺
京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派大本山の寺院。
山号を慧日山(えにちさん)と号する。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は、九条道家、
開山(初代住職)は聖一国師円爾(しょういちこくしえんに)である。京都五山の第四位の
禅寺として中世、近世を通じて栄えた。明治の廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、
今なお25か寺の塔頭(たっちゅう、山内寺院)を有する大寺院である。
天得院
正平年間(1346-70)に東福寺第30世・無夢一清禅師が開いた塔頭で、
びっしりと杉苔に覆われた枯山水の庭園に凛と咲く桔梗の青や白の花が美しい。
(6月中旬~7月上旬、11月1日~30日のみ一般公開)
塔頭
本来、禅寺で、祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を
慕って、塔(祖師や高僧の墓塔)の頭(ほとり)、または、その敷地内に建てた小院である。
それから転じて、寺院の敷地内にある、高僧が隠退後に住した子院のことも塔頭と
呼ぶようになった。
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出かけて初めて分かりましたが、
ライトアップされた寺院の庭園は雰囲気が実に落ち着きのあるものでした!
静かな夜と寺院の雰囲気がとても合っていましたし、
闇のお陰で、塀の外の余計な背景が隠れてしまったのもGOOD!

それと、墓が隣接しているような雰囲気でもなかったので、酷く陰気な
感じがしません。真っ暗だと確かに怖いんですが、程良い明かりと人足のお陰で
喧騒に煩わされることも無く、ゆったりと佇む事が出来ました。

一面に敷き詰められたような緑の苔と、良く手入れのされた松の木に目を奪わます・・・
ここの紅葉はちょっと早かったですが、代わりに良い緑色の堪能でしたね。


さて、それでも帰りのバスまでまだ時間がありました。
確か近くもう一つあったような・・・



続く