やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

京・大津 秋の旅-その2

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2009年11月  三井寺 一切経



次は三井寺(みいでら)です。
正式な名前は園城寺(おんじょうじ)と言います。
さっき行った石山寺と同じく西国三十三箇所のうちの一つ。
園城寺

園城寺(おんじょうじ)は、滋賀県大津市にある、天台寺門宗の総本山。
山号を「長等山(ながらさん)」と称する。

開基(創立者)は大友与多王、本尊は弥勒菩薩である。日本三不動の一である黄不動で
著名な寺院で、観音堂西国三十三箇所音霊場の第14番札所である。また、近江八景の
一つである「三井の晩鐘」でも知られる。

なお一般には「三井寺(みいでら)」として知られるため、本文では「三井寺」の呼称を用いる。

入場時に、「観音堂を見ていってください」と言われました。
ご本尊である如意輪観音坐像が31年振りに公開されているのだとか。

有名なのかどうか皆目不明で、京阪石山坂本線沿線で大きそうな寺だったから、
という理由で出かけただけ。当然何があるのかも分かりませんでしたが・・・

しかも通常は33年毎なのに、今回は2年早い今年のご開帳だそうで、とにかくラッキーでした。

これがそのご本尊が安置されている観音堂
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ところでこの寺の宗派ですが、天台寺門宗という、天台宗なのか違うのか紛らわしい名前の宗派。
寺門の名の由来

妙法蓮華経の教義を重んじる天台大師の仏教は、伝教大師最澄(767年~822年)が日本へ伝えた。
これが日本天台宗である。この教えは、第3代天台座主円仁と第5代天台座主円珍の2人の巨人の
登場により、日本天台宗本山の比叡山延暦寺で2つに分かれてしまう。比叡山は円仁派が占め、
円珍派は山を去り三井寺へ入った。これ以来、山へ残った円仁派を山門派、三井寺へ入った
円珍派を寺門派と呼ぶ。
どうやら天台宗から分かれた一派のようですね。

さてさてこちらは金堂と言いまして、このお寺の総本堂であります。国宝指定。
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古都を巡れば、ここかしこに国宝がありますね。地方では全く考えられません!

それにしてもとにかく広い敷地で建物もあちこちに点在します。
さっき行った石山寺もそうでしたけど、全部は見て回れませんでした。

それに当てがあったわけじゃなかったから、その広い敷地も何とな~く歩き回る。
散歩に近い感じでしたかね(笑)。

それでも重文とか国宝にたくさん巡りあえるのだから全く超越している土地です。
そうして行き当たりばったりぶつかったのがこの三重塔。唐院というところでした。
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智証大師円珍が唐から帰国後、請来した経巻法具などを納めたところとされる。
現在は、宗祖円珍の廟所ならびに灌頂(密教の儀式)の道場として寺内でも
最も重視されている区域である。
だ、そうです。

旅行は、バッチリ事前計画派のそこのあなた!
たまには京都で当てのない旅なんかどうですか?
それでも素晴らしいものにたくさん出会えますよ~。


続く