2008年6月 寝台特急「あけぼの」 北上尾にて
前にも書きましたが、今冬は「あけぼの」号のゴロンとシートを利用して
秋田経由で盛岡へ帰省。
今回は大宮発着の旅程だったので大宮→秋田→盛岡→大宮という
グルリ一周の乗車券になりました。
ところで、乗車券の運賃と言うのは距離に正比例せず、長ければ長いほど
お得なように設定されています。
例えば
東京-静岡間 180.2km 運賃3260円
東京-名古屋間 366.0km 運賃6090円
といったような具合に距離は2倍だからといって運賃は単純に倍にならず若干割安になります。
これをうまく利用すれば、目的地までの往復切符2枚よりも、少し遠回りでも
出発地→目的地→出発地(但し行きと帰りは別経路)と一周する経路の切符1枚にすると
少し安上がりに出来るのです。
(ちなみになぜ一周かと言うと、1枚の切符で経路が重複するような設定が出来ないから)
さてようやく本題。
今回切符を手配して初めて気づきましたが、大宮-盛岡間を往復するより
秋田経由で一周したほうが、お得だったことに気づいたのです。
遠回りすると100キロ以上は余計にかかるので、さすがに運賃の方が高くつくだろうと
思いこんでいたら、それでも往復運賃より安かったとは。
何よりも、往路は寝台券不要のゴロンとシート利用だったので、特急料金が
遠回り&乗り継ぎ有りにも関わらず同程度で済んだのが大きかった!
これが普通の寝台利用とか、新潟まで新幹線→秋田まで特急とかだったら、
特急券が割高になってしまって、相殺しきれなくなる・・・。
ゴロンとシートのお陰で結果的に最短コースの往復よりも安く済ませられました。
寄り道はあっても周回コースで帰省や旅行をすることはなかったし、
こういうやり方については知っていたけど、きっと遠回りした分が安上がり分より高く
つくだろうからあまり使えないんだろうな、と勝手に思い込んでいたので、
これは本当に盲点でした・・・。
気づいたところで、次回の旅行も周回コースで行ってみようかな!?