この間の11月三連休に山梨県大月市へ日帰り旅行をしたときのこと。
きっかけ
「富士山が綺麗に眺められる山に行きたい」
随分前から思っていたこと。遡れば上京して富士山が遠望できるように
なってからのことだったろうか?実際見に行こうと箱根へ行ったことがあったが、
運悪く曇天でその願いは未だ叶ってなかったのだった。
首都圏から遠ざかり、しばらくそんなことは考えてなかったのだが、引越しをして
富士山が再び近くなった。富士眺望の望みは再び蘇ることになる。
「見るなら雪をまとった頃かなぁ」
という訳で、11月か12月の、雲が邪魔をしない快晴の日に行こうと考えていた。
しかし、そんな休日が都合よく来るのだろうか?
都合よく来るとは正直あまり思ってなくて、連休はどこへ行くとも考えていなかった。
「まー、2・3年も待ってりゃそのうち行けるんじゃない?」
ってな感じで、全く以って他人事気分。
ところが!
連休直前に天気予報を見ると、どうも晴れ続きになるらしい。
しかも土日は快晴マーク。予想天気図には低気圧の「て」の字もなく、
日本列島に大きな高気圧がででーんと乗っかっているではないか!
もしかして・・・、ひょっとして・・・、
そのうち行くの「そのうち」が何と明後日に迫って来たのでは??
「行くっ!」
雲一つない快晴を予感し、かくして急遽、山へ行くことに決めた。
実は行先だけは既に固めていた。山梨県大月市の「雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)」
という山である。
標高1874m。旧500円紙幣に描かれる位、その眺望は素晴らしいらしい。
金山温泉から往復するコースで計7時間位。丸一日かけて登山しようと考えていた。
そのときは登山で一日を過ごす予定だった。
しかし、大事なことを見落としていたことに気づき、登山前日に予定を変更したのだった。
続く