やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

高萩のキューロク

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2011年11月  高萩市勤労青少年ホームにて
 
少し前のこと、酒の席で茨城県高萩市に保存車両があるという話を聞きました。
ファンでもなんでもない方から私の為に情報提供をしてくれたわけですから、「ある」と言われれば
当然「行く」となる訳でして(笑)、早速行ってみました。
 
常磐線高萩駅からおそらく15分ほど歩くでしょうか。
(実は車で赴いてしまったので正確なところは分かりません m(_ _)m )
 
高萩中学校の近くにある勤労青少年ホームの一隅に保存されていた車両は、
キューロクこと、9600形蒸気機関車
国鉄9600形蒸気機関車(こくてつ9600がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道国鉄)の前身である鉄道院が1913年(大正2年)から製造した、日本で初めての本格的な国産貨物列車牽引用のテンダー式蒸気機関車である。「キューロク」、「クンロク」と愛称され、四国を除く日本全国で長く使用された。国鉄において最後まで稼動した蒸気機関車ともなった、長命な形式である。
 
出典:Wikipedia
 
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「大4 川船」というのは、大正4年(1915年)に川崎造船所で生まれたことを示すのでしょう。
昭和46年(1971年)廃車。案内板によると総運転距離は地球64.9周分(!)にも及ぶとか。
 
保存状態はちょっと良くなかったり、柵越しの見物となってしまい、良い写真は取れませんでしたが、
最近少し滅入っていた私にとっては、深い歴史を刻んだ蒸機を見てちょっとした息抜きになりました。
 
 
さて・・・折角ここまで来たので、高萩駅まで少し足を伸ばします。
 
駅前ロータリーに着たら、思わず目を疑ってしまいました。
留置車両に水色のライン!?、青色と錯覚したかな。いやいや見直すとやっぱり水色。
 
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京浜東北線から撤退した209系がそこにいました・・・。
直流専用車の209系が、なぜ交流区間の高萩に居る??
 
この車両は一体どんな末路を辿るのか・・・、最後は「?」がついたまま帰路についたのでした。