やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

大地震を振り返って・・・その3

前回からの続き
 
地震後初めての夜を迎えることになりました。いよいよ我が防災セットの出番です。
 
防災セットの中身
水3L分、アルファ米3日分(9食)、カンパン、非常用毛布、携帯トイレ、靴、乾電池(単三・単四)、懐中電灯
手回し発電機(ラジオ・ランタン・携帯充電機能付)、マスク、包帯、脱脂綿、ライター、蝋燭
 
「これだけ持ち出せば大丈夫!」のつもりで用意したのですが、中身はもう一度見直したほうが良いですね・・・。
 
この中で、実際に使ったのは、アルファ米(1食)と蝋燭と手回し発電機。
今回は手回し発電機に非常に助けられました!何せ唯一の情報源だったワンセグケータイ(電波が悪くて
ラジオはダメ、あとTV視聴できるカーナビもあったけど・・・)の唯一の電源となりましたから。
 
電池はそれなりの本数を準備してあったのに、電池式充電器がなくて、宝の持ち腐れと化してしまいました。
というわけで、
私の教訓:ワンセグケータイは災害時に使える貴重な情報源、電源はしっかり確保すべし。
 
さて、夜の明かりは蝋燭を使いました。しかし小さいのしか用意がなくて、何度も継ぎ足し継ぎ足しで、
これは面倒くさかった・・・。それと余震で倒れたら火事にもなりかねないので、一瞬とも目は離せません。
 
蝋燭は地震停電による代替灯としては不適ではないのかと今回思ってしまいました。
貴重な電気(電池)を消費しないという大きな利点もあるのですが・・・。
 
明かりと言えば、蝋燭のほかに使ったものがありました。
それは・・・、ヘッドライト!懐中電灯のように片手が塞がる事がない。ココが大事なポイント。
 
私が特に有用と感じたのは、トイレで用を足したときですね。というかそれ以外で動きませんでしたが。
こういう夜はなるべく動かないほうが良い。
私の教訓:明かりにも気を配ろう。蝋燭の扱いには要注意。さっさと寝るのも一つの手。
ところで、私が何でヘッドライトを持っていたかと言うと、山登りをちょこっとだけしていた時があって
それで用意していたから。しかし実践で一度も出番がなくて、まさかこういう事態で初めて使おうとは・・・。
 
アウトドア用品が防災用品にそのまま早変わりしてくれたわけですが、そういう意味ではアウトドアの
たしなみのある人は今回随分と苦労を緩和されたのではないでしょうか。
私の教訓:普段から、非常時にも使える道具を揃えて置くと良いかもしれない。
 
続く