やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

紀勢線の旅-その5

「日本一のミニ私鉄、紀州鉄道
 
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紀州鉄道と言えば、御坊-西御坊間を結ぶ総路線長わずか2.7kmという本邦最小規模を
誇る地方鉄道です。旅行の2日目はここから始まりました。
 
厳密に言うと2002年に開業した芝山鉄道が2.2kmで一番短いのだけど、この鉄道は
京成電鉄も同然の態を為しているので、ワタクシ的には除外。
 
2.7kmと言う距離はあまりに短く、場合によっては2駅間の距離すら満たさない程。
実際、JRだと御坊から隣の紀伊内原までは2.9kmあります。

ここは、紀伊御坊駅
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この駅舎は1978年の開業50周年記念切符の売り上げを以って新築したそうです。
にわかには信じられませんが、相当売り上げたのでしょうね・・・。

こちらは終点、西御坊駅
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写真では見えませんが、廃線ながらも西御坊から更に先へ線路が延びています。
かつては、日高川まで路線が延びていた名残です。
 
誰も居ないのを良いことに、ここでも車内撮影です(^▽^)
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車体は普通の車両よりも一回り小さく、バス用の部品をベースまたは流用したことから
レールバスと呼ばれています。言われてみるとバスに似てなくもない・・・。
形式はキテツ1形。元北条鉄道のフラワ1985形を譲り受けたものです。

西御坊から御坊までの列車。乗客は私含めて3名。
途中駅で乗客を拾い、終点に着く頃には8名位になったでしょうか。
それにしても少ない・・・。
 
この鉄道もご多聞にもれず、モータリゼーションの煽りを喰らい1969年に赤字転落。
通常ならこのまま廃止の道を辿ったのですが、鉄道会社のネームバリューを求めていた
不動産会社に買収され、1973年に御坊臨港鉄道から紀州鉄道へと改称。
 
というわけで、何とか今日まで生き長らえる事が出来たのでした。
みなさん、鉄道をどんどん利用しましょうね。
 
 
続く