2011年1月 箕輪町郷土博物館にて
正月気分も抜け切れないまま、飯田線に乗ってきました。
毎時1本程度の運行間隔では「撮り鉄」する余裕はちょっと無くて、パス。
「乗り鉄」で過ごした訳ですが、やっぱり途中下車もしないと勿体無い。
さて昨年あたりから、保存車両に少し興味を向けるようになりました。
昔は興味が無かったわけではないですが、やっぱり現役の動いている車両が断然良くて、
見たことの無い車両を追っかけたり、未踏の路線に赴くほうに熱が入っていましたね。
それはさておき、途中下車も兼ねて今回は沿線の保存車両を探してみました。
しかし飯田線の沿線には他にも保存車両があったのです。
しかも、今はココにしか残されていないと言うレアなものが!
ED19形電気機関車。
東海道本線東京 - 国府津間用にアメリカのウェスティングハウス・エレクトリック社(Westinghouse Electric/電気部分)とボールドウィン社(Baldwin/機械部分)の合作により1926年(大正15年)に6両が製造された。製造当初は6010形(6010 - 6015)と称したが、1928年(昭和3年)10月の車両形式称号規程の改正により、ED53形(ED531 - 6)に形式番号が改められた。
車両側面にあったMade in U.S.A.の銘板。なかなか面白いですね。
複製と思われますが、それでも海外の一味違った意匠にしばし目を遣る・・・。
1937年(昭和12年)、仙山線は作並 - 山寺間の開通で全通したが、この区間は長大な仙山トンネル通過に対応して当初より電化された。これに伴い、ED53形3 - 6号機が仙山線運用に充当されることになり、寒冷な山岳区間での運用に備えて歯車比の増大(2.72→4.47)及び抵抗器容量の増加、耐寒耐雪装備の追加改造を大宮工場(現在の大宮総合車両センター)で施行、ED19形(ED191 - 4)に改称のうえ、作並機関区に転属した。
改造を機に、この車両は新形式の1号機と生まれ変わりました。
トップナンバーにはやはり特別の感情を抱いてしまいます。
これは足回り。スポーク型の車輪がいかにも昔の機関車っぽくて、それで写真に収めたのでした。