2008年11月 名古屋城の金鯱
初めて的名古屋観光記-その8
名古屋城。別名「金城」「金鯱城」などと言ったりします。
実に分かりやすい!
生憎の雨天模様でも、鯱はご覧の通り輝いておりました。
金のシャチホコは実は江戸城、大阪城の天守にもあったようで、
大阪城の復興天守には金の鯱がきちんと飾ってあります。
にもかかわらず、金鯱イコール名古屋城のイメージが定着したのは、
きっと戦前までず~っと現存していたという事が大きいのでしょう
(江戸城、大阪城はいずれも4代家綱公のときに焼失。
江戸城はついに再建されず、大阪城も昭和になってから再建)。
ところで(当時の)金鯱の中身、いったいどうなっていると思いますか?
私は、鋳物かなんかで中空になっていると思っていたのですが
意外や意外、中身は木製なんだそうです。
木でできた大雑把な鯱の原型に、まず鉛の板を張り、その外側に銅版を張り、
さらにその外側に金で貼っていたんだそうです。
意外と手が込んだ作りなんですね~。
鋳物にしたら重くて屋根に載せられない、という事情があったのかもしれません。
あ、写真だとこれっぽっちの大きさですが、間近で見たら
(天守閣内に、原寸大のレプリカが展示されていたのです)、
超!巨大で、頭では大きいと分かっていても目の前にするとヤッパリ驚き!
豪快な容姿で、それでいて大きいと、中々迫力はあるものです。
続く