初めて的名古屋観光記－その２
熱田神宮、いよいよ参拝。
上の写真は「拝殿」になります。
いかにもいかにも由緒ある古社といった感じです。
建物は実は新しいのですが、それでも良い雰囲気です。
思い返すと熱田神宮は不思議と落ち着く場所でしたね。
参拝を終えたらいよいよ宝物殿を拝観です。
三種の神器「草薙の剣」が鎮座しているせいでしょうか、
刀剣類がたくさん展示されていました。
もちろん刀も興味あったけど、一番目を惹かれたのは「祭文（さいもん）」というもの。
前にも書いたけど、熱田神宮は今も「勅祭社」、即ち皇室から勅使が発遣される
格式高い神社であります。その勅使が祭礼で述べる言葉が「祭文」。
だいだい色の紙に大きな漢字と小さな漢字で文言が書かれていて、小さな漢字は
多分送り仮名だと思うのだけど、全然読めませんでした。
後で分かったのですが、小さい漢字は万葉仮名で、こういう書き方を「宣命書き」と言うらしい。
古より続く厳かな雰囲気を漂わせる体裁の祭文。
神事、それも勅使が遣わされるほどの祭礼など、我々庶民の知るところに及ばないもの。
その一端を垣間見ることが出来たような気がして、非常に有難い思いでした。
続く
