2008年7月 石炭博物館にて
2008北海道旅行記-その6(旅行編-その4)
上の写真は何かというと、竪坑ゲージと呼ばれる坑道に入るためのエレベータ。
いかにも鉱山って感じ。
夕張というと、メロンを思い浮かべるに決まってるだろうし、
今は悲しい財政再建団体となってしまったのだけど、
かつては道内最大を誇る炭鉱であり、人口も最盛期には11万人以上を
数えるほどの反映を誇っていたのでした。
「炭都・夕張」。そんな言葉を館内の至る所で目にしたのだけど、
炭田開発から街が起こり、栄枯盛衰を石炭と共に歩んだ夕張にとっては
相応しい言葉だと思います。
さて、この石炭博物館。まずは石炭とは何ぞや?というところから始まり、
エネルギー的になんちゃらかんちゃらという自然科学的なアプローチを経て、
そしてこんな道具あんな道具でこうこうこうやって掘ってと採掘の説明、
んで炭鉱町の様子(在りし日の夕張の姿・日常生活など)の展示。
最後に「地下1000メートル!」を謳い文句にしたエレベータを下って
「模擬坑道」と呼ばれる、炭鉱がまだ現役だった頃から見学や訓練用に使われていた
坑道を通り抜けて地上に出たら見学終了。
ちなみに「地下1000メートル」からは10分足らずで抜け出しましたヨ(^▽^)
石炭と炭鉱に関することは一通りのことがここで分かると思います。
私も石炭なんてSLに積んであるのしか見たことないから、ここぞと言わんばかりに
石炭を知ろうと頑張って眺めてきましたけど、やっぱり時間が足りなくなってしまい、
最後の坑道は駆け足になってしまった・・・。
そうそう、ここに来て初めて知ったのだけど、石炭って「黒いダイヤ」と
別称されてるんですね。入り口に石炭の巨塊がでで~んと置いていたのだけど、
宝石と見紛うくらいピカピカに光っていた!(たぶんコーティングしてるんだと思うケド)
そんなだから、石炭製の置物も売ってましたよ。下手な石細工よりはツルツルピカピカの
見事な黒光り。「どれどれ」と持ち上げようとしたらヒョイと簡単に持ち上がった!
「軽っ!!」
「石炭」というくらいだから石並みの重さだろうと勝手に思っていたら、
よくよく考えると元は植物が変質したもので、成分のほとんどが炭素なものだから
そんなに重くないんですね・・・。へぇ~、意外。
続く