2008年7月 特急「まりも」 千歳線新札幌にて
2008北海道旅行記-その3(鉄道編-その1)
今年は夜行列車にとって厄年なのだろうか?・・・
前にも書いたけど、今春のダイヤ改正で夜行列車は減便・廃止を余儀なくされたものが
多く、一気に減ってしまったのだが、追い討ちをかけるように今夏「まりも」が
8月31日で廃止とは・・・
夜行列車の相次ぐ廃止。鉄道業界は裾野からじわじわと蝕まれているような気がしてならない。
さて、気分を取り直して、旅行記の続き。
廃止というならば当然シャッターに収めるべきでしょ☆
という訳で、終点を目前にしながら新札幌駅で途中下車し、「まりも」を迎え撃つ。
(札幌駅だといろいろ条件が宜しくないので)
前夜辛うじて乗れた「はまなす」は、予定より20分くらい遅れての発車。
だから気が気でならなかった。このまま遅れたら新札幌での迎撃は不発に・・・。
(「まりも」は「はまなす」の10数分後にやってくるから)
朝の車内放送で、「定刻通りの到着見込み」と聞いたとき、ようやく安堵!!
何とか新札幌で一枚撮れて(上の写真)、それはそれはホッとしたのでした。
ところで話は全く変わるのだが・・・
10年前の(苦悶の!?)北海道旅行。
これは夜行列車を抜きにしては有り得なかった旅でした。
当時、北海道は夜行列車が随分とあって、即ち、札幌を起点に言うと
函館へは「ミッドナイト」が、
網走へは「オホーツク」(深夜便)が、
釧路へは「おおぞら」(深夜便)が、
稚内へは「利尻」と、
何と!4方面も。
当時、名前は失念したが、一週間北海道乗り放題(自由席なら特急にも乗れた)の切符があったのです。
まだ学生で時間に幾ばくかの余裕があった当時の私には「青春18きっぷ」の選択肢も
あったのだけど、北海道は広いし列車の本数も少ない、それを更に普通列車に限定するとなると
時間に縛られまくり!
「青春18きっぷ」だとかなり非効率そうだなぁ、という訳で先の通り道内には夜行が
まだあったので「特急乗る代わりに、宿賃無くそう」という発想で、夜行列車6連泊の
強行スケジュールの旅を敢行!
3日目の朝、「利尻」に乗って稚内へ向かう途中に腹痛を起こして以降、帰宅まで
ず~っと痛みと格闘したのは、今となってはいい思い出です。
もう、あんな旅行は再現できないのか・・・。
道内夜行全廃、寂寥感ひとしおですね。
DMVを使って何とか復活できないかなぁ。
続く