「はい、もしもしぃ?」
1月某日、覚えのない番号から電話が来た。
「○○中学校のときの○○です。お久しぶり!」
な、何と何と中学の同級生から電話がかかってこようとは!
「今度同窓会をやるんだけど・・・」
ココだけの話、私は内心渋ってしまった。
イジメにあった訳でも何でもなかったが、中学時代はいい思い出がなくて、
だからといって毎日がつまらなかったわけじゃぁないし、楽しかったことも
あったのだけど、中学の3年間は鬱々とした気分が大きなウエイトを占めていて
好きでは時代ではなかった。
同級生の変わりようは勿論目にしたかった。
しかし、ネガティブなイメージが先行してしまい、乗り気でない。
実は数年前にも同窓会はあったのだけど、そういう訳で断ってしまった。
しかも家族を通じて知った話だったから「行かなーい」と間接的に
返事をしてそれでおしまい。その後は知る由もない。
ところがところが、今回は直接聞かれてしまった。
続けて彼は言う。
「今度あいつが結婚するんだよ。だからその2次会もかねてやろうかと思ってさ」
「あいつ」とは実は私の幼なじみ。家も近所で、家の裏に畑が広がっていた昔はお互いの家が
見えるほど近くて、幼稚園も同じだったから、時々遊んでいたこともあった。
が、近所なのにも関わらず、中学卒業後は・・・上京してからは言うに及ばず、
故郷にいた高校大学時代でも顔を見ることは一度もなかった・・・ハズ
(向こうは目撃していたりして)。
「そおかぁ~」
お祝い事なら行かずばなるまい。ましてや近所の幼なじみ。
相も変わらずグズグズな私は、気乗りしないまま参加表明をしてしまった。
連休初日の土曜にやって来たビッグイベント!結論だけ言うと
「楽しかった!」
なのだが・・・やっぱり私は私だった。
自分の姿をまざまざと見せつけられた、そんな感じ。
続く