やまびこ停車場

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すりながしのレシピ 長島博著

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題名 旬野菜とだしで作る からだにやさしい日本のスープ すりながしのレシピ
著者 長島博
発行所 誠文堂新光社
発行日 2018年10月20日
ISBN978-4-416-61882-0

 

 ミキサーを手に入れてからは野菜スムージーを作って飲むことが増えたのだが、基本的には冷たい飲み物なので、冬になるとやっぱり温かいものが飲みたくなる。スムージーみたいなスープを求めていろいろ検索してみたが、言葉を知らないというのは決定的で、求めていた料理の名前が「すりながし」だと分かるまでに随分と時間がかかった。

 

 すりながしと言うと、私なんかは「とろろ」しか思い浮かばないが(だから「すりながし」に辿り着くまでに時間がかかった)、本書で紹介される食材は多彩で、自分が作ったのを例に挙げると、まいたけ・小松菜・れんこん・なばな・玉ねぎ・さといも・春菊など。一番美味しかったのは玉ねぎだった。玉ねぎの甘みと出汁の旨みが同時に味わえるのが堪らない。

 

 ハンドブレンダーがあれば作り方は至って簡単でシンプル。ミキサーでも全く問題無いが、ハンドブレンダーだと鍋に移し替える手間が省けて、且つ、洗い物も減る。

 

 シンプルという意味はいろいろあるが、まずは食材。汁の具を除けば用意する食材はたった一つで良い(炒める油、とろみ付けの片栗粉等は別に必要)。次に味付け。どの食材も塩と味噌だけ。そして分量。どの食材でも出汁と食材は重量比で1:1にすれば良い。

 

 もちろん食材によって幾つかの例外はあるが、食材にかかわらず匙加減が同じというのは私みたいな料理ど素人してみれば大きなメリットである。

 

 実はこの本は図書館に借りたものである。読書本は返却期限までに読了させるだけの余裕がない事が多いのですぐに買う事が多いが、この手の本は全ページ読む必要が無いのでチョイ借りにはもってこいである。 買おうかどうか迷っている方は、図書館で借りることをお薦めしたい。

 

 というわけで、色々と作ってみた結果、馴染めそうなレシピ本だという事が分かったので、購入決定である。挑戦したい食材はまだまだあって、大根に長ねぎに牡蠣に・・・。さて次は何を作ろうか。

 

2021/12/17投稿
2022/03/11更新