やまびこ停車場

ただいま、過去に投稿した記事の一部を非公開にしております。

サンタクロースはいた!?

今日はクリスマスですね。
イブの昨日は振り替え休日だったし、随分賑やかだったんじゃないでしょうか?

ところで欧米でもイブは相当騒ぐらしいですが、25日は敬虔に静かに過ごすのだとか。
いつもは不敬だから(笑)、今日くらいは清らかになってもいいんじゃないでしょうか?

さて、クリスマスといえばサンタクロースですね。
ずっと聞きたいと思っていたのですが、皆さん何歳まで信じていましたか?

私は、小学校入る頃にはもういないと分かっていました。
夢が無いですね~。

それより幼い頃はといえば、半信半疑でした。でも、多分いないだろうと。

「夜、皆が寝静まった頃、トナカイの引くそりに乗ってサンタクロースが
やって来る。サンタは煙突から家に入り、靴下へプレゼントを入れていく・・・。」

「煙突から家に入り・・・」ん、煙突?

うちには煙突がない!それじゃサンタはやって来れないじゃないか!
よその家も煙突なんかない。なのになんでみんな「サンタが来る」なんて言ってるんだ?
煙突がないのにサンタが来る訳無いじゃないかーーー!!

というわけで、サンタは絶対に!来ない、と決め付けていました。
このころは私もカワイイ子供だったのです。

しかし、あるクリスマスの夜・・・

「ピンポーン」

夜、我が家に来客のようです。こんな時間に遊び友達が来るわけ無いので他人事でした。
が、なぜか私は親に呼ばれて玄関に行きました。

すると、そこには何と!

「こんばんわ~」

どわーー!!!さ、サンタクロース!?
何と何と、いない、来ない、と信じて疑わなかったサンタクロースがここに!

赤いズボンに赤いコートにぼんぼり付の帽子。立派なひげをたくわえて(もちろん綿)、
着太りのせいでしょうか太ったサンタクロースが、それこそ絵に描いたような
サンタクロースが我が家にやって来たのでした。

ま、当然衣装だったわけですが、まだまだ幼かった私はサンタ姿の人間を見たことが無くて
(幼稚園でも多分テレビでも)、初めて見たのが生の、それもプレゼントを渡しに来た
サンタだったものだから、本物の、絵本の通りのサンタクロースが来たと錯覚たのでした。

「はい、じゃあプレゼントね」

寝てる間にプレゼントじゃなかったっけ?
頭の上は「?」だらけでしたが、子供心に

「そっか、煙突がないから現代のサンタさんは起きてる間に
玄関を開けてもらってお行儀よく(笑)入って渡していくんだ」

と、勝手に納得して、プレゼントを貰ったのでした。
プレゼントは、靴下形のお菓子の詰め合わせ。今でも売ってますよね。
綿かフェルトでサンタの顔を作って貼ってあったのをよく覚えています。

あーもう、突然でビックリ!訳分からなかったけどとっても嬉しかった。
とても嬉しくて外まで見送ったと記憶してます。

サンタと一緒にいたのがトナカイじゃなくて、私服姿の大人だったのが
最後までひじょーに気になりましたが(笑)。もう確かめる術はありませんが
きっと町内会かなんかのイベントだったんでしょうね。

そんなわけで、一転、サンタはいる!来年も来る!と「いる派」に一時転向しましたが
翌年は来ませんでしたね。とっても残念だったけど、やっぱ町内会だったから?(笑)
そして再び「いない派」に戻り、サル知恵もつくようになり、いつの間にか
夢のない大人になってしまったのでした、チャンチャン。


ともあれ、小さい頃のクリスマスの思い出でした。