2008年2月 交通科学博物館にて
大阪旅行記その6
続・交通科学博物館
館内の一角に日本の鉄道草創期ゆかりの物が展示してある。
その中に「福澤諭吉」著の「西洋事情」なるものがあった。
一万円札の肖像さんが、幕末に西洋の事情を著した本である。
内容は政治経済に外交に・・・とまぁ流石に西洋事情を名乗る
だけあって多岐にわたる、ってエラソーに言ってますが
解説文のパクリです、読んでません!ゴメンナサイm(_ _)m。
んで、当時の陸上交通の要であった鉄道にも触れていて、
そのページが開いてあった。見るとなかなか興味深い。
「・・・鉄輪にて走るが故に尋常の道を行くべからず・・・」
とか表現も昔ながらで、読んでみるとなんかウケる(笑)。
鉄道って尋常(=普通)じゃないんだー、ははは。
鉄道ファンが尋常じゃないのが分かった気がする(本当か!?)。
それはさておき、本文はまだまだ続き、かいつまんで言うと、
「・・・鉄を2本敷設し、常にこの上を往来する。これを轍道という。・・・」
「轍」?、「鉄」じゃぁないの?目を疑いもう一度見たがやっぱり「轍道」。
へぇ~、昔は轍道だったんだ~。チョッと感動。
ちなみに「轍」とは「わだち」や、「車輪の通った跡」を意味し、
なるほどその字を当てたのも分かる気がする。
しかし、時代を振り返れば分かるように後々は「鉄道」の文字が普及していく。
後日調べると、「西洋事情」でも「鉄道」と表記している
ものもあったが、版の違いのせいか?
ともあれ、「轍道」。新鮮な響き。
あ、今度コレ使いますからね~(笑)。
博物館ってやっぱり面白い。「鉄」好きじゃない人も一度はどうぞ☆
続く